鈴木俊貴さんは、鳥語がわかる鳥学者です。
世界で初めて、シジュウカラが文法を持っていることを突き止めました。
時間をかけて丁寧に観察と実験を繰り返し、解明したのです。
時にはルー大柴さんの話す「ルー語」がヒントになった観察もあるそうです。
本日は世界初・鳥語を解明した鈴木俊貴さんの学歴や経歴について調べました。
校や学歴と年齢は?42歳で桐朋中高から東邦大学へ!
【配信中!📺】動物言語学者の #鈴木俊貴 さん出演番組がTVerで見られます。#ももクロ の皆さんが、鳥語クイズに見事な回答連発で大盛り上がりでした!🐦
— 鈴木俊貴さん『僕には鳥の言葉がわかる』単行本【公式】 (@bokutori_2025) August 4, 2025
スタジオの明るい空気が画面越しにも伝わりました。来週9日も続編があるとのことなので、楽しみです☀️🦜 #僕鳥
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名前:鈴木俊貴(すずきとしたか)
生年月日:1983年10月(2025年現在 42歳)
出身地:東京都練馬区
中学&高校:桐朋中学・高校
大学:立教大学(理学博士)・東邦大学(理学修士・理学士)
幼い頃から生き物への強い関心があり、将来は動物学者になるのが夢でした。
昆虫や爬虫類、カタツムリや魚などいろいろな生き物の観察を楽しんでいました。
ベビーカーに乗る小さいころから、虫取り網を持って出かけていたそうです。
両親はそんな鈴木さんのため自然豊かな環境に引っ越します。
引っ越し先の茨城県では部屋の中に蛇が入ってきたこもあるほど、自然が近い環境でした。
鈴木さんの生物へ対する好奇心はますます刺激されたのです。
お年玉で双眼鏡を購入し鳥の観察を始めました。それ以来、鳥に強く惹かれていきます。
高校は私立の桐朋高等学校に通い2002年3月に卒業。
4月東邦大学理学部生物学科に入学し動物学への道がスタートします。
大学3年生の時には軽井沢の森を訪れ、シジュウカラという鳥の多様な「言葉」に初めて触れ、深い興味を持ちます。
東邦大学大学院では同じく理学研究科に進学し、博士前期課程を2008年3月に修了。
その後、さらに立教大学大学院理学研究科の博士後期課程に進み、2012年3月に修了しました。
こうして東邦大学と立教大学の両方で学び、動物学の研究を深めていきました。
鈴木俊貴は経歴は?東京大学先端技術研究センターでシジュウカラの研究!
新潮ドキュメント賞を受賞してよろこぶ担当編集者と私#僕には鳥の言葉がわかる https://t.co/9WFLITEH5v pic.twitter.com/JHiJbhwNJJ
— 鈴木俊貴 Toshitaka Suzuki (@toshitaka_szk) October 12, 2025
鈴木さんが立教大学院を卒業してからの歩みです。
2013年4月、総合研究大学院大学先導科学研究科、日本学術振興会特別研究員
2016年、京都大学生態学研究センター研究員
2018年9月、東京大学大学院総合文化研究科広域化学専攻助教となります。
この年シジュウカラが言語を理解し、外敵の対象をイメージしていることを実証。発表した論文はアメリカ科学誌『PVAS』の表紙を飾りるほど大きな成果でした。
2019年4月、京都大学白眉センター特定助教に就任。
2022年スウェーデンで開かれた「国際行動生態学会」では鈴木さんのシジュウカラに関する研究結果に、世界中の研究者が興奮して鈴木さんに声をかけてきました。
鈴木さんは「動物言語学」という新たな学問を提唱したのです。
2023年4月、東京大学先端科学技術研究センター准助教に就任。
世界で初めて動物言語学分野を専門とする研究所です。
鈴木俊貴のシジュウカラ研究のエピソード!ルー大柴が参考に!
速報です!!
— 鈴木俊貴 Toshitaka Suzuki (@toshitaka_szk) October 17, 2025
なんと、『僕には鳥の言葉がわかる』が
🏆書店員が選ぶノンフィクション大賞2025🏆
を受賞しました‼️🐥🎉
あたたかい輪の広がりを日々感じていましたが、まさかまさかの大賞受賞‼️
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鈴木さんはシジュウカラは200以上の鳴き声パターンを操り、言葉のように仲間同士で複雑な意思疎通をしていると証明。
1つのことばを理解するのに4年もの時間をかけて実験を繰り返したそうです。
そして単語の組み合わせによる文法も持っていることがわかりました。
鈴木さんはルー大柴さんが好きで、YouTubeをよく見るそうですが、ある日ルー大柴さんが話す「ルー語」に着目。
シジュウカラの言語を理解するための大きなヒントを見出します。
日本語と英語が混在した「ルー語」ですが、2つの言語が混ざっていても一般の日本人なら理解できます。
同じようにシジュウカラも、自分達の言語と他の鳥の言語が混在しても理解できるという事実を発見しました。
この観察は2017年に論文を発表し、大きな話題となりました。
森に入っての実験の間は、お風呂もシャワーもない山荘に寝泊まりします。
冬になると室内もマイナス19度になるほどで、0度が「あたたかい」とさえ感じるほどだ、と明かしています。
実験をしているうちに雪の上で寝てしまったこともあるそうですよ。
そんな過酷で地道な観察作業ですが、毎日新しい発見があり、
「やめたい」
と思ったことは一度もないそうです。
GLOBAL EDGEのインタビューではこのように語っています。
「観察を続けていると、毎日新しい発見があるんです。鳴き声の意味が一つわかると新しい扉が開き、さらに知りたいことが生まれます。小さな発見がパズルのように組み合わさり、やがて大きなアイデアが形成されていく。たまらなく面白くて、やめられるわけがありません(笑)」情報引用元:https://www.jpower.co.jp/
鈴木さん研究結果がわかりやすく紹介された著書が発売。
『僕には鳥の言葉がわかる』(2025年1月小学館刊)は発売わずか2週間で5万部を突破する人気です。
こちらは京大前総長でゴリラ学の権威・山極寿一氏と鈴木俊貴さんの対談によるエッセイです。
まとめ:鈴木俊貴「鳥語の研究者」の学歴や経歴は?立教と東邦大卒で東京大学准教授!
本日はシジュウカラの文法を解明した気鋭の動物言語学者・鈴木俊貴さんの学歴や経歴について調べました。
まとめ
- 鈴木俊貴さんは1983年東京都生まれ。東邦大学理学部生物学科、立教大学理学研究科博士後期課程で学んだ
- シジュウカラという鳥の鳴き声に魅せられ、15年以上にわたり日本各地の森でフィールドワークを続けている。
- 研究成果は国内外で高く評価された
- 興味深いエピソードとして、英語と日本語が混ざった「ルー語」で知られるルー大柴さんが鈴木さんの研究に触発されて話題になったこともある。
- 動物の「言葉」を科学的に解明する「動物言語学」という新しい学問分野を切り拓いた。。
鳥語がわかる初めての人類・鈴木俊貴さん。
これからも更なる鳥語の解明に期待しましょう。


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